奥田準二プロフィール

奥田 準二

(おくだ じゅんじ)
Junji  OKUDA

● 奥田準二外科医塾 代表:
CEO, Junji Okuda Surgeons’ Creativity “JUKU” (JOSCJ)
奥田準二外科医塾ロゴ
● JS Medical Creator 創設者:
Founder,
JS Medical Creator(次世代医療創造者)
● JS Medical Creator
● Founder of Team J : Team Jewels / 珠玉のチーム/ 精益塾
  
Logo of Team J ( Colo-rectal Surgical Team)
● 所属 豊中敬仁会病院  
消化器外科  
内視鏡ロボット手術センター
● 役職 院長補佐
内視鏡ロボット手術統括センター長
● 専門分野と疾患 大腸外科・内視鏡外科・ロボット外科・先端医療開発
大腸がん、炎症性腸疾患、憩室炎など

ご挨拶

昨年2022年1月より豊中敬仁会病院に院長補佐・内視鏡ロボット手術センター長として赴任した奥田準二です。

私は、1984年に医師になり消化器外科医として本年2023年で40年目になります。1993年からは大腸がんの外科治療をメインに、開腹手術よりも精密で心身に優しい内視鏡下大腸手術(腹腔鏡下大腸手術、ロボット支援大腸手術や経肛門内視鏡手術など)を専門としています。国内外の多くの病院からの依頼出張手術も含め、これまでに私が執刀や指導した内視鏡下大腸手術件数は8000件を越えています。

とくに最近は、大腸がんの中で最も難易度の高い直腸がんに対する肛門温存手術を求めて直接受診や他院からのご紹介、セカンドオピニオン外来を介したご紹介など手術依頼が急増しています。直腸がん手術では、肛門機能温存に加えて、性機能や排尿機能を司る骨盤内自律神経の温存も重要となります。深く狭い骨盤内で直腸がんや転移の疑われるリンパ節を残さずに切除して、肛門と骨盤内自律神経を安全確実に温存するには高度な技術のみならず、豊富な経験と確かな実績に基づいた的確な判断と柔軟な対応力が必須となります。私どもは、安全で質の高い手技と豊富な経験をもとに、いま目の前にいらっしゃる患者さんに最適な直腸がん手術を腹腔鏡の拡大視・近接視を活かして精密かつ低侵襲に行っており、その実績は国内外で極めて高く評価いただいています。

さらに、難易度の高い大腸がん患者さんには、最新のda Vinci Xiを用いたロボット支援手術も300件を超えて実施しており、日本内視鏡外科学会が制定しているロボット支援手術[大腸]のプロクター(手術指導医)や日本ロボット外科学会の専門医(国内A級)にも認定されています。

私が、赴任した昨年2022年の豊中敬仁会病院の大腸手術は、大腸がんを主な対象に132件で、その殆どを心身に優しい腹腔鏡下手術で行いました。da Vinci Xiを併用した精密なロボット支援大腸手術も68件に行いました。とくに肛門縁近傍の直腸がんには53件に行い、94%で肛門温存できました。このような実績が高く評価され、当院は全国でも17施設、近畿地区では3施設しかないロボット支援大腸手術のメンターサイト(Intuitive社認定指導施設)に認定されています。さらに、手術手技や管理などにも工夫と磨きを凝らしており、一時的も含めて人工肛門の無い手術が増加して質も向上しています。幸い全ての患者さんの手術を安全適切に行うことが出来ましたが、個々の患者さんに最適な手術を目指して日々アップグレードしております。大切な患者さんに迅速的確に心身に優しい治療でお役に立てますように、外科チームのみならず、ESDなどの高度な内視鏡治療を行う消化器内科や術前後の抗がん剤加療を専門的に行う化学療法科を始め、適切な治療前評価をもとに、安全な麻酔、周術期管理と安心していただける心のこもった看護など病院全体がワンチームとなって取り組んでいます。手術待ちの不安なお気持ちやがんの進行による貧血や腸閉塞回避にも配慮して術前精査で併存疾患(持病)などに問題なければ、初診から1週間以内の手術を基本としています。

患者さんにおかれましては、大腸がんで手術が必要と言われたら最初の手術が最も大事です。直腸がん手術では肛門温存を第一に、大腸内視鏡や腹腔鏡、ロボットも併せ、個々の患者さんに最適な治療を目指して一緒に頑張りましょう。

大腸がんで手術が必要と言われたがよくわからない、直腸がんで肛門温存手術が難しいと言われたが何とか肛門を残せないかなど手術に関してもっと詳しく話を聞いて相談したい時には当院のセカンドオピニオン外来(担当:奥田準二)へお申し込みいただき、ご活用ください。

ご紹介医の先生にはいつも大切な患者さんをご紹介いただきまして心より感謝申し上げます。先生とともに患者さん本位のより良い医療連携を構築出来ますように日々精進を重ねております。今後ともご高配、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

個々の患者さんの病状に合わせた個別化医療から個々の患者さんの思いの一歩先を想いやる創造化医療へアップグレードさせて患者さんやご家族に安心、喜びと感動をもたらす医療を追求しています。

 

お知らせ

豊中敬仁会病院(http://www.midorigaokahp.jp 大阪府豊中市少路1-8-12 TEL:06-6853-1700 )
2022年1月より院長補佐・内視鏡ロボット手術センター長として赴任しました。執刀の指名予約可能です。事前に同院へお問い合わせいただき、予約の上でご活用ください。

 

私どもがこれまで培ってきた実績と経験をもとに、さらに多くの患者さんのご要望に応えるべく、私自身が信頼して推薦できる患者さん中心のチーム医療を実践している下記の病院で出張手術も行っています。

  1. 鳳胃腸病院( http://www.otori-icho.jp/ 大阪府堺市西区上653-1 TEL:072-273-2821)
    毎週火曜日、午前は随時診察や大腸内視鏡検査、午後は私の執刀で腹腔鏡下大腸手術を行っています。執刀の指名予約も可能です。事前に同院へお問い合わせいただき、予約の上でご活用ください。
  2. 上記以外にも私どもの医療ネットワークをもとに、私自身が信頼して推薦できる患者さん中心のチーム医療を実践している病院として槇殿順記念病院( https://www.makidono-ism.or.jp 広島市西区横川新町8-21 TEL:082-296-0110)などとの連携を深めています。その他の病院につきましても随時お知らせさせていただきます。
  3. 2020年1月より私どもの医療ネットワークの益々の発展と進化を目指してJS Medical Creator(次世代医療創造者)を創設しました。その第一歩として、患者さん・ご家族など一般の方向けにはDoctorbook( https://doctorbook.jp/contents/37 )を、医療従事者向けにはClinical Cloud( https://clinicalcloud.jp/contents/859 )をプラットフォームとしてWeb(インターネット)で動画での情報発信も開始しています。
  4. 私どもの医療ネットワークの益々の発展と進化を目指して創設したJS Medical Creatorにおいては、私どもが信頼して推薦するプロフェッショナルな医師や医療関係者をTeam J(珠玉のチーム)として紹介しています( https://doctorbook.jp/doctors/309 )。